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胸骨圧迫ができる!【コツは2つだけ】

胸骨圧迫が苦手な看護師
「胸骨圧迫でうまく押すことができません。力も体力も自信ないし・・・。なにかコツってあるんですか?」

こういった疑問に答えます。


✔本記事の内容

・胸骨圧迫のコツは2つだけ!
・胸骨圧迫は疲れたら即交代しよう

この記事を書いている僕は、今年で看護師8年目になります。


BLSプロバイダーの資格をもっており、現在はインストラクター取得に向けて活動中です。


こういった背景をもつ僕が、今回は「胸骨圧迫のコツ」というテーマで話していきます。


お悩みの方はこの記事を読むことで、以前よりも質の高い胸骨圧迫ができるようになるでしょう。




※注意点

この記事は個人が書いてあるものであり非公式です。

調べたうえでこの記事を書いておりますが、正確な知識・内容はBLSプロバイダーマニュアルやAHAガイドラインを参照してください。

この記事ではマニュアル外の言葉・内容が出てきますけども、一個人からのアドバイス程度に聞いて頂ければ幸いです。




では、いきましょう!!

胸骨圧迫のコツは2つだけ!

以下の2つが胸骨圧迫のコツです。

①対象に近づく

②腕ではなく自分の体重で押す

順番に解説していきます。

対象に近づく

BLS講習であればマネキンに、臨床であれば患者さんにしっかりと近づきましょう。


理由は、対象から離れていると手の位置が遠くなり、上半身の力が腕に伝わりにくくなるからです。


イメージしやすいように下に画像を載せます。

画像のように自分の膝をしっかり対象に近づけましょう!


BLS講習会であれば、自分の膝をマネキンにくっつくくらいの位置におきます。


ベッドに臥床している患者さんであれば、できる限りベッドに近づく、またはベッドに乗って胸骨圧迫しましょう。

腕ではなく自分の体重で押す

たまに見かける間違いとして、対象の胸を腕の力だけで押そうとしている人がいます。


これだと腕も疲れるし、そんなに胸を押せません。


自分の体重で胸を押すようにしましょう。


そのためには、先ほどの対象に近づくということもそうですし
加えて、しっかり前のめりになり肩・腕・対象の胸のラインを床に対して垂直にします。

BLSプロバイダーマニュアルには次のように記載されています。

救助者は腕を真っ直ぐにし、手の真上に肩がくるようにする。

引用元:BLSプロバイダーマニュアル AHAガイドライン 2015準拠




先ほどの画像を載せます。

このような感じです。

胸骨圧迫が苦手な看護師
「たしかにこの方法ならしっかり押せるし、力も少なく済むわね。でも、やっぱりすごい疲れるのね・・・。疲れてきたらどうすればいい?」

胸骨圧迫は疲れたら即交代する

疲れたらすぐにほかの人に交代しましょう!!


理由は、疲労により胸骨圧迫のテンポが落ち、深さも浅くなるからです。


結果的に胸骨圧迫の質も落ちてしまうのです・・・。

胸骨圧迫は重労働

BLSプロバイダーマニュアルには、以下のように記載されています。

「胸骨圧迫を行う際、救助者は圧迫の担当をCPR5サイクル(約2分ごと)
または疲労した場合はすぐに、交代する。」

引用元:BLSプロバイダーマニュアル AHAガイドライン 2015準拠

CPR5サイクルとは、「胸骨圧迫30回に対して換気2回」を5セット繰り返すということです。


これがおおよそ2分間になります。


2分間胸骨圧迫をやったことある方なら知っていると思いますが、体力的にかなりきついです。


エアコンが効いている部屋でも玉のような大汗をかきます。


実際に急変時だと緊張もあるので余計にです。


日頃、からだを動かしている人ですらきついと感じるので、体力に自信がない方はもっと早く限界を感じると思います

胸骨圧迫が苦手な看護師
「疲れたら交代していいのね!ちょっと安心!でも、みんな2分間やり続ける中わたしだけ早めに交代するのはなんか恥ずかしいな・・・。」

CPRはチームプレイです

まったくもって恥ずかしいことではありません!


むしろ、自分の限界を客観的に判断して「交代してください」と言えることは素晴らしいことです。


BLS講習には「チームダイナミクス」という学習項目があります。


どういうものか簡単に説明すると


ひとりの傷病者に対して質の高いCPRを行うために、蘇生チームとしてどのようにコミュニケーションをとって介入していくかということを実践します。


これを受講者同士で5~6人ほどのチームを作り行います。


BLSプロバイダーマニュアルにも、効果的なチームダイナミクスの重要な概念について以下のように記載されています。

「複数救助者チームの優れたメンバーは、医学の専門知識と熟練した組成スキ
ルを持っているだけでなく、優れたコミュニケーション能力と効果的なチーム
ダイナミクスを実践する。これにより、救助者らは緊急事態において迅速かつ
効果的に対応することができる。複数救助者の効果的なチームダイナミクス
により、傷病者の生存の可能性を最も高めることができる。」

引用元:BLSプロバイダーマニュアル AHAガイドライン 2015準拠

なので、胸骨圧迫で疲れたら「次のサイクルから交代をお願いします」と声を発しましょう。


逆に周りの人は、胸骨圧迫者に疲労が見えてきたら早めに「次で交代しましょうか?」と声をかけることがたいせつです。


こうすることで、質の高いCPRを維持し、救命率を上げることができます!

以上です。


今回は「胸骨圧迫のコツ」というテーマでお話しました。


胸骨圧迫の正しい方法については下記記事で説明しているので、よければ参考にしてください。
今すぐわかる!胸骨圧迫の正しい方法【ポイントは4つ】

ちなみに、今回参考にしたBLSプロバイダーマニュアルのリンクも張っておくので、勉強のために購入したい方はよければどうぞ。

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