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看護業務

心電図検定2級の勉強法とおすすめ参考書【YouTubeも紹介】

心電図検定2級を受けるけど、どうやって勉強したらいい?
おすすめの参考書ってなんだろう?

こういった疑問にお答えします!


✔本記事の内容

・心電図検定2級の勉強法

・おすすめの参考書

この記事を書いている僕は現在看護師8年目でICUに勤務中。


ICUは4年目で、主に心臓血管外科の患者さんの看護をしています。


知識向上を目的に、2019年度心電図検定2級を受験し無事合格した!!

今回の記事では、僕が行っていた勉強法や使用した参考書を紹介していきます。


ちなみに、2級を受ける前に僕が知っていた心電図波形は以下です。

・SR
・PAC、blocked PAC
・房室ブロック
・af AFL
・VT、vf
・torsades de pointes(トルサードポアンツ:TdP)
・PSVT
・PVC
・脚ブロック
・JR
・ST上昇、低下

ここらへんは臨床でよく遭遇するので知っていました。

心電図検定2級の勉強法

まずお伝えしたいことは、すぐにできるようになる勉強方法はありません。


暗記をして何回も繰り返し解くという超地道な作業です。


そのうえで、以下の2つの勉強法を紹介します。

①まずは公式問題集を解く

②解きながらわからない用語を調べる

順番に解説していきます。

まずは公式問題集を解く

まず公式問題集を解く理由。


それは以下の2つのメリットがあるからです。

①試験問題の雰囲気を知ることができる
 (選択肢、問題パターンの雰囲気など)

②「公式」であるため近い問題が出る可能性あり

まずは購入して数問解いてみましょう!!

 

解いてみてびっくり!!


おそらくまったくわからないと思います(´・ω・`)

解きながらわからない用語を調べる

わからないので、いさぎよく解説を見ましょう!


けど残念なことに・・・。


解説をみてもわからないことに気づきます!!Σ(゚д゚lll)

たかひろ
たかひろ

やべー。まじでわからん。
解説の解説が欲しい・・・汗

解説がわからないのは、おそらく用語と心電図記録用紙の見方がわからないから。


ということで、問題集を解きつつ行うことは以下の3つ。

①用語を覚える

②心電図記録用紙の見方を知る

③12誘導心電図の原理を知る

勉強順番は問いません。


詳しく解説していきます。

用語を覚える

覚えるべき用語がたくさん出てきます。


一部紹介すると

・「ドリフト」「交流障害」「接触不良」の違い

・異常q派の定義

・肢誘導低電位、胸部誘導低電位の定義

・3枝ブロックの定義

いろいろありますけど、言葉の定義というのが大切になってきます。


覚えることがたくさんあるので、その人にもよるけど遅くとも3ヶ月前には勉強に本気で取り組み始めたほうがいいです。


ちなみに僕は暗記するときには必ずと言っていいほどこういった単語カードを使います。

このように一問一答形式で自分で問題を作ることでスキマ時間に勉強できます。


小さいので持ち運びも簡単。


常に携帯し、夜勤の暇なときとか電車の移動中とかトイレ中とかに勉強していました。


あえて文章を短く、一問一答形式にすることでテンポよくさくさく進めることができます。

 

心電図記録用紙の見方を知る

この心電図記録用紙の見方とは以下のことです。

・1目盛(小さい□)は何mm、何mVか

・0.04秒、0.2秒、1.0秒は1目盛(小さい□)何個分か

こういった心電図記録用紙の基本を覚えないと問題は解けないし、解説を理解することもできません。

12誘導心電図の基本を知る

そもそもの原理や基本というのは勉強するうえでたいせつです。


最低限、以下のことを勉強しましょう!

・肢誘導

・胸部誘導

・各誘導が心臓のどの部位を反映するか


たった3行で済ませてしまいましたけど、勉強すれば勉強するほど奥が深いです。


ですけど、大切なことは心電図検定に合格すること。


原理や基本を勉強することが目的ではないので、問題を解く上で必要な部分のみをしっかり理解してください。

ここまで勉強するとあることに気づきます。


それは・・・

たかひろ
たかひろ

公式問題集だけじゃ勉強にならない!泣
ネットでもなんとかなりそうだけど、参考書がなきゃだめだ!!

ということで、僕が実際に使用した参考書を紹介していきます!!

心電図検定の勉強におすすめの参考書

おすすめ参考書は以下の2冊です。

病気がみえる

病気がみえるがおすすめな理由は以下の2つです。

①心電図と病態を結びつけて考えることができる

②心電図だけの把握だと解けない問題がある

どういうことか?


心電図単体で覚えるのも良いですけど、正直これだと覚えにくいですし、臨床で活かしにくいです。


なので、「心電図単体」ではなく、「心電図+病態」で覚えれば、この心電図の時にはこういう心臓の状態だから、全身状態としてこういう症状が起こっている可能性がある。


と実際と結びつけて考えることができます。


このほうが覚えやすいですし、疾患と心電図がマッチします。


そして上記で述べたように、心電図のみの暗記では解けない問題があるんです。


どういう問題かというと、心電図から予想される疾患を答えさせる問題があります。


たとえば以下のような問題。

「65歳の女性。労作時の息切れあり。心電図所見から最も疑われる疾患はどれか」

1.心房中隔欠損症 2.僧帽弁狭窄症 3.肺動脈弁狭窄症 4.三尖弁閉鎖不全症 5.特発性肺動脈性肺高血圧症

これって心電図所見はわかっても、疾患と症状と心電図波形がリンクしないと解けません。


なので、可能な限り心疾患と心電図と症状をセットで覚えましょう!!


となった時に強力な味方が「病気がみえる」!!


この本には、各心疾患の病態、症状、心電図の特徴が載っているのでセットで理解しやすいです!


イラストが多いのも嬉しい点!!

 

レジデントのためのこれだけ心電図

「レジデント」と書いてあるけど、心電図を勉強したての看護師にもおすすめです。


おすすめな理由は以下の4つ。

①心電図初心者が知っておくべきこと、知らなくていいことを教えてくれる

②文章表現が優しくイラストが多い

③覚えておくべき心電図から解説されている

④病気がみえるでは足りない部分を補えている

この本は冒頭で「おすすめしない勉強法」について述べています。


・分厚い本を1ページ目から読む
・歴史を学ぶ
・活動電位を学ぶ
・正常値を覚える(ただし、心電図検定ではいずれ必要な知識)


心電図検定を受けるとなると、気合いも入り、ついつい活動電位について勉強し始めそうです汗


けど、心電図を勉強するうえで上記のようなことはダメと言っています。


知っておくべきことを優先順位の高い順から教えてくれるので、効率よくそしてわかりやすく心電図を学ぶことができます。


そのときの心臓の状態について教えてくれるところも良い点。


それに加え、「病気がみえる」の不足部分を補ってくれます。


不足部分とは


・電気軸
・ミラーイメージ
・低電位差
・鑑別診断



あたりです。


なので、「病気がみえる」と「これだけ心電図」があれば参考書は最低限間に合っていると思います。


もし不安であれば他に買い足しても問題ないです。

 




心電図検定を受けたほかの方がおすすめしているのは

ここらへんですかね。

 

 

あとはネットの知識で間に合うと思います。
※ネットの情報は必ずしも正しいとは限らないのでそこは注意しましょう。

番外編 おすすめYOUTUBE

せっかくなので僕が参考にした動画も紹介します。


参考にしたYOUTUBEチャンネルは以下です♪

Dr. Kihei Yoneyama心臓のお医者さん
☛医師の解説なので、かなり勉強になります。
心電図判読の動画が盛りだくさんです。

JO
☛ツイッター界で有名のJOさん。
12誘導心電図の基本について説明してくれている動画があります。アニメーションもあるのでわかりやすい。
心電図以外にも勉強になる動画多数!

心電図検定対策講座
☛心電図の問題集です。過去問をやりきったあとの力試しにやってみましょう。

以上で今回の記事は終わりです。


勉強は地道ですし時間もかかります。


くじけそうになることもあるでしょうけど、合格を目指して頑張りましょう!!


人生のうちのたった3ヶ月と思えば頑張れます。


この記事が受験する方に少しでも参考になれば幸いです!!

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