

夜勤前の過ごし方に悩む看護師
「夜勤始まったけど、夜勤中ってすごく眠いし疲れるのね・・・。 夜勤前はどうすごしたらいいの? 夜勤前に仮眠はとるべき? 教えてくださーい!泣」
こういった疑問に答えていきます。
✔本記事の内容
・夜勤前のNGな過ごしかた
この記事を書いている僕は、今年で看護師11年目になります。
夜勤は月に6~7回、日勤は月に3~5回しています。
夜勤の勤務体系は、16時間夜勤と12時間夜勤を経験したことがあります。
こういった背景を持つ僕が、今回は「夜勤前のおすすめな過ごし方」について話していきます。
後半では夜勤前のNG行為についても話していきます。
夜勤は疲労・眠気によりつらいですよね。
体内リズムも崩れ、体調を崩しがちです。
この記事を読んで体内リズムを崩さない生活の仕方として参考にしてもらえたら幸いです。

夜勤前のおすすめ過ごし方

おすすめ過ごし方のポイントは以下の3つです。
②夜勤当日は昼に仮眠を取る
③夜勤前日の夜も実はたいせつ
順番に解説していきます。
夜勤当日は寝だめしない
夜勤当日に寝だめはNGです。
理由はサーカディアンリズムに反するからです。

「サーカディアンリズムってなんだっけ? 聞いたのは学生以来だから忘れちゃった。」
サーカディアンリズムとは、日本語で「概日リズム」のことです。
人間は約24時間周期に適応するように、日中は「活動」、夜には「休息」といったコントロールをおこないます。
そのために、体温・血圧、脈拍などの生理機能が、朝から昼にかけて上昇し、夜には低下するというリズムをつくっています。
寝だめをすると、この体内時計が狂い、疲労や生活習慣病につながる可能性があると言われています。
寝だめ・サーカディアンリズムについては以下の記事がわかりやすいです。
☛夜更かし・寝だめ、夜勤、あなたの「時計遺伝子」は大丈夫?
サーカディアンリズムを狂わせないために、夜勤当日は普段通りに朝起きましょう。
朝日を浴びて体内時計をリセットします。
昼に仮眠を取ることも考えると、朝6~7時に起床するのが個人的にはおすすめです。

夜勤当日は昼に仮眠を取る
いつも通りに朝起きたら、昼に仮眠をとりましょう!
これによって、体内リズムを崩すことなく休息を取ることができます。
僕の場合の具体例を挙げます。
2交代夜勤(16時間夜勤)
11:30~14:00 仮眠
15:30 出勤
15:45 病棟到着
16:30 夜勤開始
変則2交代(12時間夜勤の場合)
8:00~15:00 通常生活
15:00~18:00 仮眠
19:30:出勤
19:45 病棟到着
20:30からの夜勤
夜勤前日の夜の過ごし方も実はたいせつ
ここまでを振り返ると、1つ気づくことがあると思います。
それは、夜勤当日の朝もいつもどおり早起きなことです。
そして、朝早く起きるためには、実はその前の夜の過ごし方もかなりたいせつです。
結論を言うと、夜勤前日の夜は、夜ふかししてはダメです。
理由は以下のサイクルが起きるからです。
なので、「明日は夜勤だから今日はオールだあ!」というのは一番だめですね。
25-26歳くらいまでならノリと勢いでいけます。
けど、さすがに28歳くらいからは休息はきちんとしないと、夜勤が地獄です。
ここまでの振り返りです!
夜勤のある仕事をする場合は、普段の体内リズムをいかに崩さないようにするか、に注意することがたいせつ!

ついついやりがちな寝だめは’ダメってことですね!
ちなみに、他に良くない過ごし方ってありますか?
キケン!夜勤前の超NGな過ごし方

僕がいままで経験したなかで、こりゃダメだと思った過ごし方TOP3を紹介します。
いわゆる、失敗談ってやつです。
②夜勤前日に飲みすぎて、当日二日酔い
③仮眠なしで夜勤
酒ネタばかりですみません。
夜勤当日の朝に飲酒
これは1番ダメです。
もちろん、仕事の時にアルコールが残らないように、3交代夜勤の時代に朝起きて8時までに飲みきっていました。
たしなむ程度ならいいか。
ほろ酔いの方が昼に寝つきやすいし。

と思って350mlのビール1本だけを飲んでいた頃がありました。
けどこれはおおきな間違いでしたね。
間違いと感じた理由は、寝付けるけど質が良くないからです。
寝付きはたしかに良くなるけど浅くなります。
眠りが浅くなるので仮眠して1時間で起きてしまったり、尿意で起きてしまったりと睡眠の質がかなり悪くなります。
結果、頭ボケボケな状態で夜勤が始まります。
夜勤前の貴重な時間を酔った状態で過ごすというのも、非常にもったいない!

夜勤前日に飲みすぎて、当日二日酔い
これは最悪。
こうなってしまうと、夜勤前も十分に睡眠は取れないし、準夜勤帯は頭痛で仕事にもなりません。
こうならないためにも、夜勤前日の夜の過ごし方は本当にたいせつです。
仮眠なしで夜勤
朝は通常通りに起きて仮眠なしで夜勤に行くパターンです。
これは、準夜勤帯(16-23時)まではわりと元気に働けるのですが、深夜勤帯(特に2-6時くらい)は急に元気と勢いが失速します。
あまりの眠さでイスに座ったとたんコックリコックリ・・・。
紙チャート書きながら寝てしまい何度ミミズをほったことか・・・

ちなみにこれには理由があります。
家の裏でアパートを立てていたので、その騒音と振動で眠れなかったときがあったんですよ・・・。
なので、仮眠をとるときの環境って大切です。
今回の記事は以上です。
休息もただとるのではなく、体内リズムを意識してとるってことが大切ですね!
ちなみに、夜勤明けの過ごし方については以下の記事をどうぞ。
☛夜勤明けのおすすめ過ごし方【睡眠編】
では!