教育

新人看護師の指導に必要なスキルは1つだけ

こんにちは、たかひろです。

読者
「プリセプターを任されたけど、新人に何度説明してもできなくて困っている」
「質問しても反応薄いし全然返事が返ってこない」
「結局よくわからなくてイライラする」

こういった悩みに答えていきます。

本記事の内容

・新人看護師の指導に必要なスキルは1つだけ
・新人看護師の指導に対話を織り交ぜる方法

 

この記事を書いております僕は、看護師歴8年目になります。
今までプリセプターを経験したり、毎年新人のフォローについて指導を行ってきました。


本記事では、「新人看護師にどう指導したらいいかわからない、新人の考えがわからない、教えたことに対して新人が何度も違うことをやっている、というときに役に立つ方法」を解説しようと思います。


この記事を理解することによって、新人看護師の考えを引き出せ、お互いの信頼関係が増すことにつながると思います。

新人看護師の指導に必要なスキルは1つだけ

結論をいいます。
それは「対話力」です。

会話と対話の違い

「対話」とは一言で言うと「価値観のすりあわせ」です。
一方「会話」とは一般的なおしゃべりにあたります。


この2つの違いについてわかりやすいサイトがあったので載せておきます。
対話と会話はなにが違うのか


ここまでを簡単に言うと、「新人看護師とはよく話し合え」ということです。

新人看護師の指導で対話が必要な理由

じゃあ、なぜ新人看護師の指導で対話力が必要なのか?
それは対話をすることによって、仕事で生じた行動のズレを修正し、お互いの考え方を共有できるからです。


そして、この対話力を1番に上げた理由。
それは、新人看護師の指導をするときに、僕たちは無意識に上下関係という圧力をかけてしまっている可能性があるからです。


新人の意図を確認せずに「これはこうだよ。」「違うよ、これはこうだから」
と忙しさに負け一言で終わらせてしまう。結構やってしまいがちではありませんか?


あるいは

指導者・プリセプター
「なんであの子、あんなことやっているの?!」
「いまそれやる?!」
「やっていることがチグハグでイライラするなあ」

なんて思ってしまうことって、ありませんか?
偏見ですが、僕の以前の病院では、ちょっと仕事のできるようになった3年目あたりにこの傾向が強い気がします。


圧力を感じると、新人は指導者の機嫌や視線ばかり気にするようになります。そうすると、新人が仕事をする上での行動基準が、「指導者」になります。
つまりは新人の思考停止をきたすのです。
果たしてこれってどうなのでしょうか?
そのような中で新人看護師は自分の頭で考えて動けるようになりますか?

対話が必要な場面とは

対話のことを「価値観のすりあわせ」と言いました。

これだけではちょっと抽象的なので、僕の過去の事例から具体的に伝えていきたいと思います。


当時看護師として働き始めてまもない頃。
脳神経外科病棟であったため、午前中は清潔ケア・体位変換・検査だしなどの業務がメインでした。
ADL全介助の患者さんも多く、その日はマンパワーが足りずかなり忙しい日でした。


11:30頃、病棟はケアが終わらずバタバタしていましたが、休憩を回さなければなりません。
僕が先に休憩に入るよう言われたので


「〇〇さんの体重測定をしなければならなくて・・お願いします」と申し送りました。
(今思えば、休憩中に受け持ち患者の体重測定をお願いすることもどうかと思いますがね゚(;´∀`))


すると先輩は

先輩看護師
「嫌です。なんのエビデンスがあってこんな忙しいさなかにやらなければならないの? それに自分の患者の体重くらい自分で測りなさい。そんなに今体重を測ることが大事ですか?」

ボコボコですね・・・。
事例は以上です。
そして、ここでお互いの価値観の相違が出ました。

先輩の考え

「なんでいまそれなの?状況的におかしいでしょ。体重なんていつでもいいでしょ、1kgも2kgもずれるわけではないんだから」

僕の考え

「午前中に計らなければならないと思った。測る時間がバラバラになったら意味がないかなと思って」

どちらの価値観が正しいという話しではありません。
こういうときはまずは新人の価値観や考え、判断基準を確認しないと根本的な問題解決や教育につながりません。


また、この事例のあと、ぼくはただただ落ち込むだけで、残ったのは、「怒られたという認識」、その先輩からの「圧力」「自己嫌悪」です。


繰り返しになりますが
果たしてこの関係で、新人は積極的に自分で考え、行動できるようになるのでしょうか?

読者
「じゃあ、実際にどうやって対話をしていくの?
価値観のすり合わせはどうやればいい?」

新人看護師の指導に対話を織り交ぜる方法

では、どうやって対話をすればいいのか。
答えは以下だと思っています。

①自分の心に余裕を持つ
②自分の価値観は一旦捨てる
③相手を否定しない

ひとつずつ話していきます。

自分の心に余裕を持つ

まずは自分の心に余裕を持つことです。
忙しいときには、一旦深呼吸をして気持ちを落ち着かせましょう。
業務中は話す速度も速くなっているので、ゆっくり話すことも意識するといいと思います。

対話をして相手の価値観を知るためには話し合いが必要です。
心に余裕がないと、相手の話しを聞いて受け入れることができないからです。

自分の価値観は一旦捨てる

今まで自分が経験してつちかってきた価値観というものは一旦リセットです。


リセットする理由。
それは、そもそもお互いが別の人間ですし、立場も違いすぎるからです。
新人が先輩の「仕事の価値観」なんてわかるはずがないですよ。


指導とは、業務に対する価値観を教えることでもあるので、まずは新人の価値観を聞き出すことからです。


ここで自分の価値観をリセットできず強く残っていると、どうしても新人の話しを聞いたときに自分の心に拒否反応が出てしまいます。
相手の価値観を丁寧に把握しないと、あなたが指導してもきっとそれはズレが生じています。
結果、新人は先輩の発言の意図がわからず、また同じような間違いをすると思います。

相手を否定しない

頭ごなしに新人の言うことを否定するのはダメです。


理由としては、否定ばかりされていたら新人は落ち込む⇒自信をなくすの負のスパイラルです。
当たり前の反応ですよね・・・。


ただ、すべて否定するなというわけではなく、否定の仕方に問題があると思います。
相手の意見を聞いて理解を示した上でダメなことはダメと伝えましょう。


ここまできて

読者
「いや、業務が忙しすぎてそんなにゆっくり聞いてられないよ」

という声も聞こえてきそうです。
確かにそうだと思う。毎日忙しい。
でも、厳しようですが、「忙しい」で終わらせるのはちょっと勝手では?
結局それで損をするのは新人です。
新人さんはなにも悪くないんです。

もし忙しくてタイミングが悪かったり、話す時間もなければ、あとで時間を確保するなど指導者側の努力も必要です。
「話を聞く」という姿勢を新人に見せることによって、信頼関係の構築にもつながります。

指導者側の仕事量が多くて後輩の指導まで回らないのならば、それはもはやあなたの問題ではなく部署の問題ですね。
速やかに管理職に相談しましょう。
そこまであなたひとりで背負い込まなくても大丈夫です。
管理者に投げられることはすぐに投げましょう。笑

というわけで、今回は以上です。
指導に必要なスキルは正直他にもあります。
しかし、あくまでも今回の「対話力」が一番大切なことだと思うので、あえて強調しました。

みなさんの参考になったら幸いです。

では。

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