初めて転職をしようか迷っているけど、不安だらけです。
仕事も期待通りできるかわからないし、人間関係も不安・・・。
怖くて踏み出せません。
初めての看護師転職は不安が多くて当然【行動しないと見えないものがある】
こういった悩みに答えていきます。
✔本記事の内容
・不安がある方へのアドバイス
・転職したからこそ見えてくるもの
この記事を書いている僕は、現在看護師8年目です。
4年前に初めて転職活動をしましたが、不安なことはかなりありました。
なぜなら転職が初めてであったため、転職後の自分のイメージがつかないからです。
転職後は大変だったけど、今は求められていることは人並みにできてはいるし、ほかのスタッフとも特に問題なく過ごせています。
今回は、僕が転職前に抱えていた不安とその不安が実際どうだったかについて話していきます。
初めての看護師転職は不安が多くて当然
タイトルの通り、はじめての転職はかなり不安なことが多いです。
ちなみに僕が抱えていた不安は以下の4つです。
②人間関係に関する不安
③ブラックな環境じゃないかという不安
④使い物になるかという不安
1つずつ解説していきます。
未経験領域で働くことに対する不安
経験済み領域ならまだしも、未経験領域への転職はかなり不安です。
不安を通り越して怖いです。だれもがそう。
けど、大抵の病院は入職者に対して教育もしていますし、毎日のフォローもつけます。
その人の知識・理解度に合わせて軽症な患者さんの受け持ちからさせてもらうということがほとんどです。
なので、過剰な不安を抱える必要はありません。
ちゃんと勉強していれば大丈夫です。
ちなみに僕の場合、もともと脳外科でしたけど、循環器も経験したかったので循環器メインのICUに転職しました。
当時、循環器の知識は全くないと言っていいほどでした。
血圧の規定因子もしらないし、心房細動もなんとかわかる程度。
なので、循環器について学びたい気持ちはあったものの、ICUにいきなり入るのはさすがに無謀かと思いました。
けど、転職先にも面接の段階で循環器領域は初めてであることも話していましたので、プリセプターはそのあたりをかなり配慮してくれました。
具体的には以下です。
・観察ポイントの確認
・どういうことを勉強したら良いかの助言
やはり、ポイントとしては「初めてのことは初めてと伝えること」です。
そしたら転職先もある程度配慮してくれるので、あとはあなたの頑張り次第になりますね。
人間関係に関する不安
人間関係の悩みはだれもが持っています。
先に言っておくと、どこに行っても人間関係の悩みは出てきます。
そして、みなさんが思うことはきっと
・怖い人はいるのだろうか
・お局はいるのだろうか
・雰囲気は悪くないだろうか
あたりですよね?
転職してわかったことは、どの病院にも部署にも必ず1人は自分の嫌な人はいるということです。
けど、全員がそういうわけではないので気にしすぎる必要はありません。
気の合うスタッフも必ずいるので、その人たちとほどほどに仲良くやっていければいいのです。
ちなみにですけど、ちゃんと勉強してふつうに仕事をして、愚痴や文句を言わず、あいさつもできれば、特に嫌われることはないので大丈夫です。
もし、人間関係で悩むことが多い人は「嫌われる勇気」を読んでみることをおすすめします。
国内累計208万部、世界累計485万部の大ヒットを記録しているベストセラーにもなったこの本。
読むことで、他人に振り回されない生き方を知ることができます。
他者との関わりが欠かせない看護師だからこそ、読んでおくべき本でもあると言えます。
ブラックな環境じゃないかという不安
転職先の病院がブラック病院ではないか?ということは、おそらくみなさんも気になるところだと思います。
これに関しては、転職前にしっかり自分の目で病院を見定めるしかありません。
転職前には必ず病院見学をして納得するまで質問しまくること。
そして、内部事情を知っている人をなるべく見つけること。
ちなみに本当にブラックな病院を引いてしまったら、はやめに身を引いたほうが長期的にみてあなたにとってダメージが少ないと思います。
使い物になるかという不安
先に言います。まったく使い物になりません。
いくら経験している領域に転職するといっても、違うことはたくさんあります。
ルーティン業務、電子カルテ、報告のタイミングなど。
ここらへんが不慣れなうちは正直使い物になりません。
1つ1つ先輩の確認も必要になります。要はフォローが必要な状態。
だから、「自分ならできる」とかそういう無駄なプライドは捨てて、その病棟の「流れ」や「ルール」に慣れることに徹してください。
不安に対して、ある程度自分の努力や我慢も必要ということね。
でもやっぱり環境を変えること自体が怖いし、失敗したくないよ。
転職が不安な方へのアドバイス
ここまで聞くと、「転職って我慢が付き物」なんだなと思うかもしれません。
7割型その通りです。
なぜなら、あなたの希望に完全に添える病院はおそらくないからです。
転職の完全成功はない
完全成功はありません。
理由は、転職先に必ずなにかしら「気に入らない部分」が出てくるからです。
いくら事前に情報は集めていたとしても、人間関係などの細かい内部事情はわかりませんし、入職後に病棟や院内の方針が変わることもよくあります。
なので、大切なことは「あなたは転職になにを求めるか?」を決めておくこと。
あれもこれもと多くを求めるべきではありません。
完璧を求めると「ああ、こんなはずじゃなかったのに」となってしまいやすいです。
すでに述べたとおり「完璧な病院」なんてありません。
「他はなんでもいいけど、これだけは外せないよ!」っていう信念を持ち、その信念に合った病院を選びましょう。
失敗したら即撤退
失敗したくない、と思うのは間違いで。
失敗してもいいやと思い、心の余裕を作っておくこともたいせつ。
幸い、看護師の働き口はたくさんあります。
ブラック病院を引いてしまったら、すぐに身を引いて違う病院にいけばいいだけです。
ブラック病院じゃないにしても。勤務形態がきつくて体調を崩しやすくなるのであれば辞めてもいいと思います。
僕は即撤退はしたことないですけど、過去に半年以内で辞めていく人を何人も見ています。
理由はいろいろ聞きました。
この病院はありえないとか、医者が高圧的で無理とか。
即撤退に対して周りは文句を言いますけど
「文句言いながら仕事をしているあなたたちよりも見極めと行動がはやくてむしろいいのでは?」と僕は思ってしまう派です。
適応も大切
もちろん、自分にとって不都合なことがあった場合、なんでもかんでも他人や病院のせいにしてはダメです。
転職後で一番大切なことは、自分の考え方に固執せず「そういう考え方もあるんだな」と新しい環境を受け入れることです。
「前の病院はこうだったのに、ここの病院はこうだ」などと言ってしまった日にはもう最後。
周囲から白い目で見られます。
繰り返しますが大切なのは「その病院のルールを知って受け入れる」こと。
たとえあなたの言っていることが正しいとしても、その病院内では間違いなら、あなたの言っていることは間違いです。残念ですが。
要は、「郷に入れば郷に従え」。
前の病院のルールは前の病院でしか通用しないのです。
この業界は「院内ルール」がすべて。
倫理的に間違っていることにはさすがに従えませんけど、マニュアルやルールは就職先病院に従う。
「そういったやり方もあるんだな」と受け入れる。
そういう新しい環境を受け入れる姿勢を持たないと転職した意味がありません。
逆に言うと、新しい環境に順応できない人は、転職後に良い未来はないかもしれません。
転職したからこそ見えてくるもの
転職ははっきり言ってつらいし大変です。
けど、転職したからこそ言えることがあります。
それは、「人間としての幅が広がった」ということです。
20代前半は多くの価値観に触れてみる
上記の理由は、転職によって新しい物や新しい人に触れ、そこから新たな発見を得たからです。
僕の場合ですと
・新しい先輩との出会い☛仕事に対する考え方を学べた
・新しい友人との交流☛新たな趣味を得たり、友人を通して新たな経験をした
迷ったら踏み出してみる
これは転職しなかったら得られないものでした。
もちろん、結果論ですけどね。
ただ、今の環境にストレスや不満を抱えていたり、周りの世界を見てみたいという人は「不安」からぜひ一歩踏み出してみることをおすすめします。
もちろん、ただ単に新しいもの探しで転職するのではなく、今後の人生をしっかり考えた上での転職にしましょう。
最後に余談ですが・・・
転職する場合、自分で転職する方法と転職サイトを使って転職する方法があります。
僕は自分で転職する派ですけどおすすめの転職サイトや失敗しないための転職方法については下記の記事を参考にしてください。
転職サイトを使うことのメリットについても解説しています。
☛看護師転職サイトおすすめ3選【最終的にはあなた次第】
では、今回の記事は以上です。