どの科にしようか迷っている学生
「来年から看護師として働き始めるけど、どこの科にしようか迷っています。みんなはどういうふうに考えて今の科を選んだんだろう??新人看護師にとっておすすめの科ってあるのかな??」
こういった悩みに答えます。
✔本記事の内容
・「どの科にする?」考えるポイント3つ
・働いてからも部署異動できます
この記事を書いている僕は、現在看護師8年目です。
学生の皆さん!
入職前には希望部署を決めることになります。
その決断は、新人看護師にとって「今後の看護師人生を左右する」かもしれないたいせつなことです。
実際に、僕の同期もかなり悩んでいました。
でも、働いたあとのことなんて想像できませんし、なにを基準に考えたらいいかなんてわかりませんよね??
そこで今回は、看護師8年目の僕が、実際になにをどう考えて希望部署を選ぶべきかについて話していきたいと思います。
新人看護師におすすめな科【ないけど考えるポイント3つ】
結論です。
タイトルの通り、「一概にこの科がおすすめ」とは言えません。
理由は、結局人によって働く上での価値観(大切にしていること)が違うからです。
けど、それだけでは今回話しにならないので、部署選びにおいて考えるポイントをお話します。
考えるポイントとして以下の3つがあります。
②働き方になにを求めているのか
③今しかできないことなのか
順番に解説します。
何科に興味があるのか
興味がある科に行ったほうがいいのは間違いないです。
興味があるかないかによって、勉強や仕事にある程度取り組む姿勢に違いが出てきたり、本人の満足度が変わってくるからですね。
※希望通りの科に入職できないこともあります。
その場合は残念ですけど、とりあえずそこで頑張りましょう。「やっぱり向いていないな」と思ったら、ある程度身についたところで異動願いを出せばいいです。
働き方になにを求めているのか
「看護師として働く」ことにあなたがなにを求めているのかを考えてください。
たとえば
・患者さんの移動が少ない慢性期病棟でゆっくりと看護したい
・あまりキャリアのことは考えていないので、なるべく時間通りに帰れる
部署がいい
・体力をあまり使わないところがいい
これはどれも正解です。
大切なことは、急性期でバリバリやっている看護師がエライとかそういうことは決してないということです。
急性期の看護師は急性期看護が得意だし、慢性期の看護師は慢性期看護が得意というだけです。
人によって「看護師をする目的」は違いますからね。
いろんな働き方やその部署ごとの役割があるので、背伸びせず、自分にあった働き方を選ぶべきです。
今しかできないことなのか
よく、「急性期は体力がある若いうちに」なんて聞きますけど・・・。
これはあまり関係ないかもしれません。
30歳以上でも急性期で働いている看護師はたくさんいます。
なんなら僕が働いているICUには50歳くらいの看護師もいます。
ただ、夜勤はだんだんきつくなってきます。
ICUだとどうしても夜勤が多くなってしまうので、新卒では入らないにしても、希望があるのなら3-6年目には異動してもいいと思います。
そこはご自分の体力と相談で。
あと、急性期か慢性期で悩んでいるのであれば、とりあえず急性期で働くことをおすすめします。
理由は
・急性期のリズムに慣れておけば慢性期でも働けるから
・急性期で働いておけば、急変や急性疾患とその対応にも慣れるから
以上2点です。
どの科にしようか迷っている学生
うーん、やっぱり選びきれないし迷うね・・・。
働いてからも部署異動できる
部署選びは最後まで迷うと思います。
けど、途中で異動もできるので大丈夫です。
とりあえず3年くらいやってみる
とりあえず入職したら、3年くらいは同じ部署で働きましょう。
なぜ3年か?理由は以下の2つです。
②1つの科を深く知るのには最低2-3年はかかるから
異動する基準って?
「これに当てはまれば異動してもいいんじゃないかな?」って基準もお伝えします。
②今の科に飽きてしまった
③人間関係がつらい
④勤務体系がつらい
「入職した部署では3年くらい」と先ほど言いましたけど、人間関係や、勤務体系による身体の疲労に悩んでいるのであれば、移動してもいいんじゃないかなと思います。
今回の記事は以上です。
最初の部署選びは、新人看護師にとってかなり大きなイベントです。
でも、「異動」という手段もあるので、あまり重く考えすぎず気楽にいきましょう♪