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PEARS受けてあなたも急変を防ごう!【受講感想と学び】

・受け持ち患者さんが急変しちゃった・・・。もっとはやく見つけることはできなかったのかなぁ

・最近PEARSってよく聞くけどなんだろう?なにを学べるのかな?

こういった疑問や悩みに答えていきます。


✔本記事の内容


以下の3本立てで話していきます。

・PEARSでの学び4つ

・PEARSに参加して自分がどう変化したか

・PEARSに参加してみよう!

最近?ツイッター上で横浜PEARSに関する話題をよく見かけます。


Twitter「急変の早期発見はPEARSで学べる!」
Twitter「横浜PEARSは今まで受講したセミナーの中で最高に楽しく学べた!!」


さらには


Twitter「横浜と言えば、家系ラーメンではなくPEARS!」
Twitter「横浜系PEARS!」


と言われるほど。

PEARSってなに?ぴあーず?ぺあーず?(^_^;)

たかひろ
たかひろ

PEARSについて全く知らなかったので、ググってみたところ、BLSとかACLSと同じAHAの講習であることがわかりました。


ホームページを見るとそこに書いてあった言葉は・・・

BLSからでは遅い!


患者の側にいる看護師だからこそで


きる急変対応、それは急変させない


こと!

刺さりますね~


ということで、すぐに参加申し込みをしましたヽ(´▽`)/


受講後に以下のツイートをしたところ、「いいね」や「リツイート」を頂きました。

今回は、このツイートの内容(PEARSでの学び)を深堀りしていこうと思います♪


PEARSを受講しようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください♪

PEARSで急変を防ぐ!【受講感想・学び4つ】

受講して学んだことは大きく分けて以下の4つです。

①急変の見つけ方

②生体反応を理解することの重要性

③医師が来るまでに患者安全を守る方法

④実際の患者さんの動画で学習できる

順番に解説していきます。

急変の見つけ方を学ぶことができる

「急変ってどうやって見つけるんだろう??」


そんな悩みがPEARSに参加することで一気に解決しました。


なぜなら、PEARSでは急変を見つけるための体系的アプローチを学べるからです。


別な言い方をすると、アルゴリズムだったり観察する手順のようなものでしょうか。


それに沿って患者さんを観察していけばいいんです(^O^)


突然ですが、あなたに1つ問いたいことがあります。

目の前に患者さんがいます。

その患者さんには急変リスクがあるのか、それともないのか。

あなたはどういう
判断基準で決めますか?

もちろん、モニターもないし、血圧計や聴診器も
ありません。

あるのはあなたの身体だけです。

このように問われた時に、根拠を持って急変リスクがある、ない
と答えられる人は少ないのではないでしょうか?


「急変リスクがある」と思っても、理由は「なんか変だなと思ったから」とか「なんとなく」で終わってしまうかもしれません。僕もそうでした。


あなたも次のような経験ありませんか??


「なんかあの患者さん変だなぁ。今夜、急変するかも・・・」


と思って、次の日に出勤したら実際に急変していた。


なんてこと一度はあるかと思います。


この「なんか変だな」という感覚。


なんか変だけど言葉にうまく表せないですよね?


こういう「なにか変」を先輩看護師や医師に報告するのは結構苦手な方が多いと思います。


なぜなら


①重大な症状が出ていないがために報告しにくいから
②「なにか変」の根拠が自分でわからないから



けどPEARSに参加すると、この「なにか変」といった感覚に根拠を持たせ、言葉にすることで報告までつなげることができるようになります。


なぜできるか?


その理由は、さきほど述べたように体系的アプローチを使って観察すればよいからです。


この体系的アプローチを簡単に説明すると・・・


患者さんの評価を、初期評価⇒一次評価の順番で行います。


まず初期評価で第一印象を数秒でさっと見る。


観察する内容は、意識、呼吸、皮膚色。


ここではざっくりの評価。


意識や呼吸の有無を観察しBLSを行う必要がなければ、一次評価へ!


ここでの観察内容はABCDEに沿って観察します。

A(Airway):気道☛気道開通
B(Breathing):呼吸☛呼吸努力、胸郭の動き、異常な呼吸音、SpO2など
C(Circulation):循環☛心拍数、脈拍、毛細血管充満時間(CRT)、皮膚
                                                 色、血圧など

D(Disability):神経学的所見☛小児反応スケール、瞳孔、血糖
E(Exposure):全身観察☛体温、皮膚

一次評価の判定をもって、障害のタイプと重症度を決めます。


障害のタイプは呼吸障害4種類循環障害2種類です。


すなわち、呼吸障害は上気道閉塞、下気道閉塞、肺組織疾患、呼吸調節の障害の4つ。


循環障害は循環血液量減少性ショック、血液分布異常性ショックの2種類。


計6種類のため、わかりやすい


もちろん、それぞれの障害の症状とその機序、対応も学びます


このように、決まった手順で患者さんを観察していけばいいので、「なにか変」を根拠をもって言葉で表すことができます。


つまり、急変を見つけるための観察方法や考え方を学ぶことで、だれもが急変の早期発見を行えるようになるのです。


ただ、この体系的アプローチ。


知っているだけでは最終的に正しいアセスメントまで到達できません。


なぜなら、症状を見たうえで「身体の中でなにが起こっているか?」ということの考える力が必要だからです。


考えるためには、身体の仕組みを知る必要がある。


そしてPEARSでは、この体系的アプローチ以前に、生命維持の仕組みや急変前の代償機能といった身体の仕組みとバイタルサインの関係について細かく考えさせてくれます。


「教える」ではなく「考える」。


これにより、ただ体系的アプローチに沿って評価するのではなく、身体の中でなにが起こっているのかを考えながら評価をしていけます。


だから実践できるようになる。


こういうところが、PEARSってすごいなぁと個人的に思いました(^O^)

「症状を暗記」するのではなく「機序を理解する」ことの重要性

先ほどの話しと少しかぶります。


「症状を暗記」するのではなく「機序を理解する」ことの重要性を学びました!


理由は以下の3つです。疾患と症状の丸暗記だと

・病態の正確な把握ができないから

・正確なアセスメントにたどり着けないから

・状態の予測ができないから

症状って、「理解」ではなく「暗記」を結構しがちです。


たとえば、循環血液量減少性ショック1つをとってもそう。


血圧が低くなる、末梢冷感が起こる、頻脈になる・・・etc


と症状のみを暗記しがち。


けど待って!どういう理屈でそのような症状がわかりますか?
言葉の定義は?どういう状態??


すなわち


・ショックってなに?
・血圧ってなに?収縮期血圧とは?拡張期血圧とは?
・なんで末梢が冷たくなるの?
・なんで末梢の脈拍から弱くなってくるの?


これらのような定義や状態、症状の機序を知らないと


・患者さんがいまこの瞬間どういう状態なのか?
・状態が悪いけどどの程度悪いのか?
・このまま放っておくとどういう経過を辿っていく可能性があるか?



を理解することができません。


症状の仕組みや生体反応がわかるからこそ、患者さんの身体の中で起こっている根本的なことがわかる。


すると、状態予測もできる。


つまり「このまま放っておくと悪化するのかしないのか」という予測です。


PEARSでは呼吸障害4パターン、循環障害2パターンについて学びます。


各障害の症状を暗記するのではなく機序を考えて知るので、本当の意味で学ぶことができました。


だから、映像をみて患者さんのアセスメントをするときも、考えることで正解にたどり着けるし、実際の臨床でも成人・小児問わずすべての患者さんで応用できます。


話しはそれるけど、現場ではこういう考える力がたいせつなわけで。


新人看護師は疾患を覚えるとか症状を覚えるとか「覚える」ことをしてくるけど、そういうのは求めてません。


それよりも新人にはこういう「考える力」が育ってほしい。


そういう意味で、PEARSってのは新人看護師いやむしろ看護学生も学ぶべき内容だなと激しく感じましたね!

医師が来るまでに看護師は患者の安全を守る

医師に報告をしてもすぐに来てくれるとは限りません。


手術をしていたり、他病棟で処置をしていたり、救急外来で対応しているかもしれないからです。


そのような場合には指示をもらい医師が来るまでの間、患者さんの安全を守る必要がある。


そういったシミュレーション訓練もPEARSではあります。


具体的に話していきます。


シミュレーションでは、急変リスクのある事例を講習参加者4~5名でチームで組み、観察・対応・医師への報告をします。


ちなみに、マネキンを使用しますが、映像・音声は実際の患者さんです。


報告では「ISBAR」という方法を使います。


ISBARの詳細については看護roo!のこの記事を参考にしてください。
「何のためにその報告をしているのか?」を考える|新人ナースのホウレンソウ[4]


すでに述べたように、医師は報告してもすぐに来れるわけではありません。


そういうときにどうすればいいか?


僕たち看護師がやるべきことは以下の2つです。

①緊急性の有無と患者の状況を、必要な情報のみで的確に医師へ伝える

②患者さんを安定させるための手段を指示として依頼する

 


たとえば、医師から輸液や静脈注射の指示をもらったり。


指示をもらう以外にも、医師が来るまでに看護師だけでもできることはたくさんあります。


・ルート確保
・救急カート、挿管の準備
・バッグバルブマスクでの換気
・薬剤の準備




「医師にすぐ来て欲しいけどなかなか来てくれない」という事例は看護師あるあるだと思います。


そういう状況のときに、医師に指示をもらって先読みした行動を取ることで、いかに患者さんの安全を守るか。


ここらへんも考える能力が必要。


そしてそのためにも、病態把握と予後予測。


シミュレーションは緊張するし頭がフリーズしますけど笑


すごく意義のある訓練でした。

実際の患者さんの動画で症状を理解できる

すでに述べた通り、PEARSでは実際の患者さんの動画を使います。


動画はすべて小児です。


呼吸障害、循環障害を実際に起こしており、このまま放置しておくと、急変するであろう事例です。


実際の映像を使うことによるメリットは以下の2つだと思っています。

①症状を文字だけでなく映像として見ることができる

②紙面上の患者よりも、よりリアルな観察や評価を行える



実際の症状を映像としてみることができるので、かなり大きな学びとなります。


「陥没呼吸」とか文字だけ見てもなーんかイメージつかみにくいですよね?


けど、映像をみることで、陥没の仕方や陥没する場所などを見れる。


そして「あぁ!これが陥没呼吸なのね!!」と文字とイメージがマッチします。


小児特有の「呻吟」もそう。


呻吟の定義は「苦しんで呻くこと」だそう。


素直に「は?」となりますよね笑


けど、呻吟をしている小児の映像も流れるので、「なるほどね!これが呻吟なのか!」とようやっと理解できます。


毛細血管再充満時間(CRT)だってほかの症状だってそう。


要は、「この症状ってこういう感じなんだ!じゃあ、患者さんにこの症状が出たらまずいんだな」というのが映像、視覚でわかるようになるんです。


映像とかで「実際を見る」というのは大切なことです。


ベテラン看護師は患者さんをみて「なんかやばそう」と察知するのは、今まで多くの患者さんを見てきたから。


つまり経験ですね。


文字だけ知っててもイメージがわからないと、気づけないので発見はできません。

PEARSに参加して自分がどう変化したか

PEARSに参加して僕の思考は以下のように変わりました。

①検温時だけが観察じゃない

②バイタルサインは二の次

これも順番に解説していきます。

検温時だけが観察じゃない

「患者さんの観察はバイタルサイン測定のときだけ」って思っていると急変の予兆を見逃します。


理由は言うまでもなく、患者さんは24時間常に変化しているからです。


なので、検温時しか患者さんを見ていない人は、ちょっとした変化を見落とす可能性がある。


つまり、患者さんを急変させます。


繰り返しになりますけど、患者さんの状態は24時間変化しているので、看護師も24時間変化に気づけなければなりません。


別に、「長時間じっと患者さんを見ている」というわけではなく。


受け持ち時の挨拶から清拭、ナースコール対応、食事中、リハビリ中。


患者さんと関わるときすべてが観察だよ、という意味です。

バイタルサインは二の次

バイタルサインは二の次と考えた理由は2つあります。

・バイタルサインの前に取れる情報はたくさんあるから

・数字だけに囚われると、急変を見逃す可能性があるから

僕は現在ICUにいるので、患者さんの生体情報(心拍数、血圧、SpO2、呼吸数など)はすべてモニターに映し出されています。


けど、このモニターの数字だけ見ていると、急変の予兆を見逃す可能性があります。


バイタルサインのみしか見ない看護師は、患者さんの身体所見の観察が不足するからです。


末梢冷感や冷や汗、呼吸パターンだったり、意識状態だったり。


すでに述べたようにこれらは迅速評価を行うときに必ず見る内容です。


バイタルサインを測定しなくても得られる情報です。


数字しか見ないとこれらに気づくことができないので、急変予兆の発見に遅れる可能性があります。


ベテラン看護師が下の子を注意するときに「あなたって患者さんを看ていないよね」って言うけど、そういうことかもしれませんね。


バイタルサインは二の次というのは多少言いすぎかも知れないですけど、その前に患者さんを看なければいけません。


患者さんの身体所見をみて、そしてバイタルサインを組み合わせる。


バイタルサインだけで患者さんの状態を評価するのではなく、身体所見も合わせて総合的にアセスメントをする必要性と大切さを学べました♪

PEARSを受講してみよう!

冒頭でも述べた通り、PEARSはかなり学びが多い講習でした!

小児も成人も生体反応は同じ

内容は小児がメインですけど、小児科以外の看護師でもかなり勉強になりますね。


結局、小児でも成人でも、急変の過程だったり生体反応は一緒なので。


BLSやACLSでは循環器メインでしたけど、PEARSでは呼吸障害についても学べるのでそれも良いところ(^O^)

PEARSは将来子供をもつ人にもおすすめです

PEARSは全看護師におすすめですけど、ちょっと違った視点で受講をオススメしたい人がいます。


それは、将来子供を生みたいと思っている人や、妻が妊娠している男性です。


生まれて数日の赤ちゃんを抱かせてもらったことがありますけど、慣れていない人にとっては抱くのすらも怖いし、なにが異常でなにが正常なのかまったくわかりません。


けど、講習内の動画を見ることで、「自分の子供がこんな様子だったらまずいんだな」というイメージがつきます。


なので、今後出産を予定している人にとっても、自分の子供を守るための勉強になります。

PEARS受講の前には横浜BLSのブログを見よう!

ここまで読んでいただき「PEARSを受けてみようかな」と思った方へ。


下に横浜BLSのブログのリンクを張っておきます。


そこのブログではPEARSの研修内容だったりとか、生体反応について説明されています。


正直、この記事を読むだけでもPEARSのイメージがつかめますし、かなり勉強になります。
☛『BLS横浜ブログ PEARS®関連記事50編


変なわかりづらいテキスト読むよりも、横浜BLSのブログを読むほうが断然有益です。

PEARSの受講料はいくら?

ちなみにPEARSの受講料は24000円+税でした!


テキスト代は9500円+税


なので税込で計35000円を超えますけど、あなたはこれをどう捉えますか?


・患者さんの急変予兆を見つけるための知識と技術をつけられる
・患者さんの観察に対する考え方が変わる



と思えば決して高い値段ではありません。


仮にあと看護師10年やるとしたら年間3500円前後です。
(ちょっと意味が違う?笑)


そして、少し話しが逸れてしまいますけど、、


この準備金35000円を生み出す方法は正直いくらでもあります。


・毎月2000円でも5000円でもいいから研修費として貯めておく
・飲み会を月2回減らす(月1万は浮く)
・格安SIMに乗り換える(毎月6000円浮く)



なんとでもできます。


もちろん一番良いのは「受けたい!」と思ったときにすぐにポチること。


ここで言いたいことは、普段から少しすつ研修費として貯めておけば行動に移しやすくなり、あなたのフットワークがさらに軽くなる。


それによって有益な情報に触れるチャンスが増えますよ、ということです。


人生のうちの35000円。そこをしぶって自分が成長する機会を逃すのはもったいない(T_T)


僕はそう考える派です。


看護師として成長したい方は1度参加してみることをおすすめします。


ちなみに、横浜BLS。


受講後、プロバイダーカードの期限以内の参加は「復習参加」
というらしく、受講料はなんと無料!笑



うん。素直にヤバイ笑


ということで、僕もそのうち再受講するとおもいます♪


今回の記事は以上です。


学びや感想をつらつらと書いていきました(^O^)
長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました!!

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